ヴォート F4U コルセア

航空史に名を残す人物は数知れず。この種の話題では、世界初のモーター飛行機を発明し、飛ばしたことで知られるライト兄弟を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。さて、航空史に名を残す人物といえば、もう一人、チャンス・M・ヴォートも挙げたい。

航空業界のパイオニアであり、エンジニアでもあるヴォート社は、ルイス・アンド・ヴォート社の共同設立者である。同社は長年にわたり、多額の投資資金を投じてあらゆる種類の航空機を製造してきたが、その中のひとつが戦闘機F4Uコルセアである。当初はアメリカ海軍に所属していたが、60年代にはフランス海軍航空隊やニュージーランド空軍などでも多数の部隊が使用された。F4Uは合計12,571機が製造された。