イジェン湖(インドネシア)|猛毒ガスが充満

青白く漂う幻想的な炎に包まれたイジェン湖はインドネシア東ジャワ州バニュワンギ県にあります。その魅惑的な美しさについつい引き込まれそうになってしまうものの、この青い炎は硫黄が空気と接してガス化したものです。この有毒物質は人の肺を焼き、肌を溶かしてしまうような猛毒。

すぐ近くにあるイジェン山では、現地の労働者が冷やされ固まった硫黄の塊を採掘場所まで歩いて運んでいます。そんな過酷な労働環境下では呼吸器に問題を抱える人が続出。はたまた足を滑らせて湖に落ちてしまっては、身体ごと湖に溶けてしまうでしょう。

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